魔女も働かないといけないんだ、世知辛いね世の中は

投稿者: | 2009年8月1日

何か金曜洋画劇場で魔女の宅急便やってたのでワンセグで見たわけです。

生きていくためには魔女だって働かないといけないんだと言う宮崎駿監督のメッセージがひしひしと伝わってくる良作だと思います。

昔、三鷹の森ジブリ美術館でキキが空を飛んでるシーンの絵コンテを見たことがあるけれど、あの立体を捉えたパースとどの角度からでも奥行きを意識して描ける空間把握は天才としかいえない。と言うかむしろ変態の域。うらやましくなんかないんだからねっ!!

本題なんですが魔女の宅急便で好きなシーンと嫌いなシーンがそれぞれ1つづつありまして、感想の意味もこめて書いてみようなんて思います。

【嫌いなシーン】

キキが街で出会ったおばぁちゃんに仕事を依頼されるじゃないですか、孫娘の誕生日だからニシンと南瓜のパイ包み焼きを宅配してと。そう、物語が急転するきっかけにもなるエピソードですよ。

オーブンが壊れて諦めかけてたおばぁちゃん二人を説得して、健気にも旧式の蒔釜戸で諦めずに作るじゃないですか、ニシンと南瓜のパイ包み焼きを。それで豪雨の中一生懸命濡らさない様に頑張って運ぶじゃないですかニシンと南瓜のパイ包み焼きを。そして終に沢山の紆余曲折を経て孫娘に届くわけですニシンと南瓜のパイ包み焼きが、その時の孫娘の反応

「私これ苦手なのよね」

氏ねっ、ニシンと南瓜のパイ包み焼きに関わった全ての人に詫びて氏ねっ!!

南瓜を栽培した人、ニシンを獲った人、小麦を収穫した人、バターを作った人、牛乳を作った牛と絞った人、釜戸を作成した人、燃料の薪を採った人、何より諦めずに孫娘の喜ぶ顔を見たいが一心で作ったおばぁちゃん2人と、その気持ちを大切にしたくて手伝ったキキに詫びて、そして氏ねっ!!

もうね台無しなわけです。

まったくもって、ゆとりですよあの孫娘。それだからびしょ濡れになりながらも運んできたキキを初見で訝しい目で見たりするわけですよ。俺の娘だったらひっぱたいて誕生パーティを即刻中止にして小1時間説教ですよ。

まぁ、とは言えこのエピソードで熱出して魔女としての能力がなくなったおかげでキキは更なる成長をするわけですが、結論として「ニシンと南瓜のパイ包み焼き」っておいしいのかな?

【好きなシーン】

自由と冒険号というなんともフロンティアスピリッツを醸している名の飛行船が事故ってトンボが宙吊り状態になるクライマックスの話です。

ここでいてもたってもいられないキキが清掃不から借りたデッキブラシをもって飛ぼうとするシーンあるじゃないですか。

神経を集中して服や髪がぼわって膨らみデッキブラシがざわついた後、ぼそっと

「飛べっ」

と呟くシーンがかなり好き。ぶっちゃけその後、飛ばなかったとしてもかなり好き。

大抵こういうシーンの時って叫ぶじゃないですか。それを気持ちを込めて厳かに言い放つのは中々の演出。

その後のいうこときかないと燃やすだのまっすぐ飛べだのと穏やかじゃない言動は置いときます。

とりあえず総論としてはオソノさんと結婚したら多分良い人生を歩めるだろうな、的な。

魔女も働かないといけないんだ、世知辛いね世の中は」への2件のフィードバック

  1. オモイカネ

    にゃ~、更新されてたから、コメントしてみる。
    (国に「大日本帝國」が無い也)

    魔女宅は、
    「無垢な少女が、世の中の良い面も悪い面も見て、こうして大人へと成長して行く。(だから、あんまり過保護にしちゃいかんよ)
    =>かわいい子には旅をさせよ」
    という、メッセージが込められているんですよ。(駿のオッサン本人談)

    「無垢」->「無垢じゃなくなる」
    って変化が、最後にジジの言葉がわからなくなるってとこで
    表現されてますです。

    「少女が大人になる」というと、恋愛やら、それこそ初体験やらで
    表現されることが多い中、
    魔女宅は、さすが駿のオッサンと思うわけです。
    (まぁ、この作品以降は、メッセージ性が乏しいですが)

    ナウシカ:環境破壊
    ラピュタ:反戦
    千と千尋:生きる力
    が、テーマらしいっすよ。
    もののけ姫とか、ハウルとかは、もう意味不明ですが・・・。

    返信
  2. kingkino

    ジジの言葉が聞こえなくなるってそういう意味だったんですね。
    汚れちまうわけですね。

    ナウシカが環境破壊はわかるんですがラピュタが反戦だとは思いませんでした。
    私の感覚ではラピュタのテーマは大冒険なので。

    反戦という感覚では紅の豚のほうが意識的に強いです。

    返信

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