Azure Media Servicesの利用方法(新ポータル版)


AzureMediaServicesが新ポータルで利用できるようになったので使ってみました。

利用方法について備忘的に記載します。

前提:新(v2)ポータルでの作業が前提となります。この記事は2016年12月時点の情報になります。

 

①サンプル動画の準備


MediaServicesを利用するにあたりサンプルの動画が必要となるので持っていない人は下記から取得します。

 

MPEG-DASH / Media Source demo

Big Buck Bunny

Adobe AfterEffcet Sample

 

※今回はAdobe AfterEffect Sampleの背景02を利用します。

 

スマートデバイスで撮影した動画ファイルでも問題ありませんがMediaServicesにインプットできるファイルの種類には制限があるので注意が必要です。

こちらに制限情報があるので確認してください。

 

②MediaServicesの作成


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まず初めにARM(AzureResourceManager)を作成しましょう。

これはV2のお作法と言っても過言じゃないです。

 

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任意のARMを作成したらMediaServicesを作成します。

作成したARMからサービスの追加(+)を押下して、MediaServicesを検索し追加します。

 

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MediaServicesを作成するには下記の選択と入力を行います。

  • アカウント名:任意のアカウント名を入力してください。既に誰かが作成している場合、重複エラーが出ますので重複しないアカウントを入力しましょう。
  • サブスクリプション:利用するサブスクリプションを選択しましょう。
  • リソースグループ:作成した任意のARMを選択します。新規に作成しても問題ありません。
  • 場所:任意の場所(データセンター)を選択してください。
  • ストレージアカウント:MediaServicesは作業スペースとしてAzureStorageを利用します。MedeiaSerivesと同じ場所を選択し作成してください。

 

③動画ファイルのアップロード


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MediaServicesを作成したら動画をアップロードします。

クラシックポータルの時はファイル容量制限があり1ファイル200M以上のファイルはアップロードすることができませんでした。

新ポータルからは容量制限が解除されたので容量の大きいファイルもアップロードできるようになりました。

容量の大きいファイルを保管するとその分ストレージ費用が発生するので注意しましょう。

 

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作成したMediaServicesを選択しアセットを選択します。

アップロードボタンを押下しファイルを選択してアップロードを実施します。

アップロードが完了するまで座して待ちましょう。

 

④コンテンツのエンコード


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ファイルのアップロードが完了したらいよいよエンコードを行います。

エンコードを行う理由は各デバイス向けに配信に適したビットレートの動画を作成することでストリーミング再生効率をよくするためです。

画角が大きいディスプレには高ビットレートの動画、画角が小さいスマートフォンには低ビットレートの動画を配信することで配信容量の削減、再生の安定化等の最適化を行えます。

 

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エンコードボタンを押下しエンコード設定を行います。

エンコード設定の種類がプリセットで用意されていますので適宜選択します。

  • メディアエンコーダ名:「Media Encorder Standard」を選択します。Premier WorkFlowについては気が向いたら記事を書きます。
  • エンコードプリセット:任意の物を選択します。ここでは「H264 Multiple Bitrate 720p」を選択しています。
  • ジョブ名:ジョブ名は初期入力済みの状態でも問題ありませんが変更することも可能です。
  • 出力メディア資産名:こちらも初期入力済みの状態で問題ありませんが変更することも可能です。

内容を入力したら作成を押下します。

エンコードを行うときはエンコードユニットを利用しますが初期状態では0に設定されています。0であれば共有のエンコードユニットを利用するので費用は掛かりません。エンコードユニットを占有したい場合はエンコードユニットの数をメディア占有ユニットから変更してください。因みにS1のエンコードユニット1につき月額7000円の費用が発生するので注意が必要です。

プリセットの種類と内容についてはこちらに記載がありますので参考にしてください。

 

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エンコードを作成するとエンコードが開始されるのですがエンコードプロセスを参照るためにはジョブ画面に遷移する必要があります。

ジョブの内容を参照るとエンコードプロセスを確認することができます。

エンコードが終わるまで座して待ちましょう。

 

・余談

クラシックポータルと比較するとこの部分は改悪だと個人的には思っています。エンコードプロセスを確認するために遷移する回数が増えてしまったためです。

クラシックポータルで出来ていたジョブの削除ができなくなりました。MediaServicesの1アカウントに付きジョブは50000件まで利用することができますが、削除ができないため50000件を超える場合は新規にMediaServicesを作る必要があります。ジョブの情報はサポート問い合わせの時に詳細を確認するために必要になるそうでユーザが削除できないようにしたのでしょうね、きっと。

 

⑤配信設定


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エンコードが完了したら次は配信の設定を行います。

エンコードが完了するとエンコード後のアセットが追加されています。

エンコード後のアセットを選択して公開設定を行います。

MediaServicesはロケータとストリーミングエンドポイントという機能を利用して配信を行います。

 

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公開設定でロケータの追加を行います。

  • ロケータの種類:ストリーミング中を選択します。プログレッシブはダウンロード用のロケータになります。エンコード後の動画資産をダウンロードしたい時に選択します。
  • 開始日時:ロケータの開始日です。初期値として作業日が入力されています。
  • 終了日時:ロケータの終了日です。初期値として作業日+100年が入力されてします。100年って大雑把だなと思いました。

ストリーミングエンドポイントを起動していない場合、ストリーミングエンドポイントにチェックを入れます。公開設定と同時にストリーミングエンドポイントの開始を実施してくれます。

入力が完了したら追加を押下します。

 

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ストリーミングエンドポイントとはストリーミングを行うためのプロトコルです。

AzureCDNと連携することもできます。

ストリーミングエンドポイントは起動していると月14000円くらいかかるので試したら停止しておきましょう。

 

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配信設定が完了すると再生ボタンを押下することができるようになります。

再生ボタンを押下すると配信設定した動画をAzureMediaPlayerで再生することができます。

再生して品質の確認を行いましょう。

次にAzureMediaPlayerサイトで再生を行いますので再生URLをコピーしておきます。

 

※もしここで再生できずにエラーとなる場合は元コンテンツか選択したエンコードプリセットの組み合わに問題があるかもしれませんので、コンテンツ変えるかエンコード設定を変更してエンコードをやり直してみましょう。

 

⑥AzureMediaPlayerで再生


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Azure Media Playerの公式サイトで再生を行います。

Azure Media Player公式サイト

コピーしておいたURLをURLに入力しUpdatePlayerを押下します。

入力時にプロトコル(http)を入力しないようにしましょう。

 

Azure Media Playeの公式サイトではリアルタイム診断情報が見れるので再生中の状況を確認することができます。

Diagnosticsタブを選択して再生状況を確認してみましょう。

 

 

以上でAzureMediaServicesの利用方法(新ポータル版)についての説明は終わりです。

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